ジーンズリペア

ジーンズリペア 股

ジーンズの修理を専門に行っているお店の中には
ヴィンテージのジーンズを中心に扱っているお店もあるみたいですが、
当店は料金が安めに設定されているせいか、
依頼のあるジーンズの99%は一般的に流通している現行品です。

もちろん、たまにヴィンテージの依頼を受けることもあるんですが、
ヴィンテージが依頼全体に占める割合はかなり少ないですね。

そんなわけで、連日、たくさんの現行品ジーンズと触れ合っているわけですが、
そんな中で、最近、「おっ、これは・・・」と思うジーンズメーカーがありました。

そのメーカー、驚くなかれ、なんと「ユニクロ」です。

私も、この仕事を始めるまでは、正直、ユニクロをちょっと甘く見ていました。

かっこいいデザインのものを安価で提供する代わりに、
商品自体の品質は他のメーカーよりも劣る。

それがユニクロに対するイメージでした。

ところが、今の仕事を始めて、ユニクロのジーンズを修理するにつれて、
その考えがちょっとずつ変わってきたんですよね。

今日も、ユニクロのジーンズが1本送られてきたんですが、
このジーンズの品質がなかなか侮れないんですよ。

もちろん、DENIMEやフルカウントなどの国内レプリカブランドの
ジーンズと比べれば品質の差は歴然です。

しかし、Levi'sやEDWINなど、ジーンズを中心とした総合衣料品メーカーの
ジーンズと比べると、ユニクロのジーンズは意外とバカにできません。

同じユニクロの中でもストレッチタイプのジーンズや、
低価格を売りにしているモデル、または、派手な色落とし加工が
施されているようなタイプのジーンズは、いわゆる「ユニクロ」的な
品質のジーンズなので、今回の話題からは除きます。

しかし、ユニクロの高価格帯のジーンズで、ストレッチなどの人工的な加工が
施されていないタイプのジーンズは、手に取った瞬間、
「えっ!?これ、ユニクロ?」と疑ってしまうような品質なんですよね。

この商売をしていると色々なジーンに触れるので、正直、
「この品質のものをその値段で売るの?」と思うメーカーもあります。
(具体的なメーカー名こそ出しませんが、そう思うことは少なくありません)

ですので、それを考えると、ユニクロの値段でこの品質というのは、
かなり頑張っているなぁという印象を受けます。

さんざんユニクロを褒めているので、ユニクロのステマかと
疑われてしまうかもしれませんが、ここ最近のユニクロは、
商品さえ選べば、値段の割りにかなり高品質なジーンズを
提供しているという印象が強いですね。

アパレルメーカーの内実に関してはまったくの無知ですが、
ユニクロぐらい資本力のある会社が本気でジーンズ作りに取り組んだら
かなり高品質なジーンズを、比較的リーズナブルな価格で
提供することが出来るのではないでしょうか。

サイズの都合上、ユニクロのジーンズは履いたことがありませんが、
ユニクロの高価格帯のジーンズは、今後しばらく注目していきたいですね。

さて、本日紹介するのは股部分のリペアです。

before/afterはこんな感じ。

before1
20120717before1

before2
20120717before2

before3
20120717before3

after1
20120717after2

after2
20120717after1

after3
20120717after3

after4
20120717after4

beforeの全体写真がないので、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、
股からお尻の部分にかけて、かなり広範囲にダメージが出ています。

特に、左股の部分はダメージがお尻の部分にまで
浸食してかなり大きな穴が開いています。

ちなみにこちらのジーンズ、極厚デニムで有名なサムライジーンズなので、
色落ちの雰囲気が普通のジーンズとはちょっと違います。

なので、ジーンズの色落ちにこだわりのある方にとっては、
写真を見ただけでピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんね。

サムライジーンズもちょくちょくご依頼をいただくのですが、
なにせ生地が厚いもので、サムライジーンズを縫っているときは、
ミシンの進み方が明らかに遅いですね

そんな極厚デニムのサムライなんですが、いかにサムライといえど、
これだけ生地が弱ってダメージが出ていると、
修理する際には、ポケットを外して広範囲に補修する必要があります。

こちらのジーンズを修理するときも、ポケットを外してから
あて布と疑似横糸をあて、ミシン叩きで補修してから、
再度ポケットをつけなおしました。

かなり広範囲に補強が入っていますが、生地と糸との相性がよかったので、
なかなかキレイに仕上がりました。

ちなみに、補強範囲を裏から見るとこんな感じです。

20120717h

左右両方とも、バックポケットの下部から太腿の中頃ぐらいまで、
しっかり補強が入っています。

もともと丈夫なジーンズですし、弱っている部分はキッチリ補強してあるので、
これで当分は安心して履くことができます。


ジーンズ修理 山田屋
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プロフィール

山田哲也

AUTHOR:山田哲也

今日もご覧いただきまして、
ありがとうございます。

『ジーンズ修理 山田屋』店長の山田です。

ジーンズの修理に関する話題が主ですが、本題の枕代わりに日常のちょっとした出来事についてもちょこちょこと書き綴っています。

たいしたことは書いていませんが、少しでも私の人となりが伝われば幸いです。


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