ジーンズリペア

ジーンズリペア 脚部

最近、市販のダメージジーンズに少し疑問を持っています。

正確に言うと、ダメージジーンズに疑問を持っているというより、ダメージジーンズの売り方に疑問を持っているという感じなんですが、ダメージジーンズって買うときに店側やメーカー側から「このジーンズは壊れやすいです」っていう注意が一切なされないまま販売されてますよね。

この売り方って問題ないんですかね?

ジーンズの修理屋なので、当然毎日のようにダメージの出たジーンズが送られてきます。

その中にはナチュラルに出来たダメージだけでなく、もともとのダメージ加工が壊れたタイプのダメージが多数含まれているんですが、こういうダメージを見るにつけ、ダメージジーンズを購入している人は、ダメージジーンズは通常の加工されていないジーンズよりも圧倒的に壊れやすいということを意識せずに購入しているように思うんですよね。

ダメージジーンズといえば聞こえはいいですが、要は人工的にジーンズを壊しているということなので、市販のダメージジーンズを通常のジーンズと同じような履き方で履いていたらあっという間に壊れます。

特に、大き目の加工が施されているジーンズだと、下手をすれば一ヶ月もたずに加工部分が崩れてきます。

ダメージジーンズはそういうリスクがともなうジーンズなので、それが販売されているところでは、そのリスクに対する説明がなされてしかるべきだと思うんですが、そういうフォローって行われてないですよね。

販売する側にしてみれば下手にリスク説明などを加えると売上が落ちるという思惑があるのでしょうし、「買う側はすでにそういったリスクを理解していると思っていた」という弁明もあるかと思うんですが、例えそうであったとしても最低限の説明はなされるべきだと思うんですけどね・・・

そういったことに関して特に疑問や不満が出されずに市場が回っているということは、買う側もそういう売り方に不満は持っていないということなんでしょうけど、こういう仕事をやっているとそういった細かいところにちょっと疑問を持ってしまうんですよね。

さて、本日紹介するのは脚部のリペアです。

before/afterはこんな感じ。

before
20120208before

after
20120208after

膝の部分がL字型にザックリ割れています。

膝の裂けは一番ご依頼の多いダメージなので定番といえば定番のダメージなんですが、今回紹介するダメージのように縦裂けと横裂けのダブルパンチになると修理の難度は一気に上がります。

また、L字型の縦裂け部分があることによって、修理の補修範囲もかなり広くなります。

縦裂けは裂けるときには一気に裂けるので予防の仕様がないのかもしれませんが、膝のダメージが出来たときには縦裂けが出来る前に修理することをお勧めします。

こちらのダメージ、修理する際にはあて布と疑似横糸をあててからミシン叩きで仕上げています。

縦裂け部分は完全に生地が欠損していたので、修理跡にダメージ感が残っていますが、修理後の履き心地を考えるとステッチを粗めに入れてこれぐらいに仕上げるのが正解ですね。



ジーンズ修理 山田屋
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山田哲也

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『ジーンズ修理 山田屋』店長の山田です。

ジーンズの修理に関する話題が主ですが、本題の枕代わりに日常のちょっとした出来事についてもちょこちょこと書き綴っています。

たいしたことは書いていませんが、少しでも私の人となりが伝われば幸いです。


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