ジーンズリペア

ジーンズリペア 脚部

数年前から「嫌消費世代」という言葉を耳にするようになりました。

年齢的には70年代末期から80年代前半に生まれた世代で、
10代から20代の間にバブル崩壊・就職氷河期・小泉改革など
一連の不景気フルコースを体験している世代のことだそうです。

高級な車やらブランド品などは一切買わず、不要な外食もせず、
むしろそういった行為をすることに嫌悪感を抱き、
自分に必要なものだけをチョコチョコと買って満足する。

そういう行動パターンを持っている人のことを
世の中的に「嫌消費」というそうです。

私は1979年生まれですから、世代的にはこの「嫌消費世代」に
分類されるわけですが、個人的にこの「嫌消費」という言い方には
いまいち納得できない部分があるんですよね。

「消費」ということに関する私のライフスタイルやものの考え方は、
世のなかで「嫌消費」といわれている世代の人たちとほぼ同じですし、
私自身、「嫌消費」と呼ばれている世代の人たちのお金の使い方には
強く賛同します。

でも、こういったライフスタイルを不況の原因のように扱ったり、
困ったこととしてマイナスの価値付けをされることには
強い反感を抱くんですよね。

だって、常識的に考えれば「無駄な贅沢はせずに身の丈のものを買って
つましく暮らす」というのは「美徳」でこそあれ「悪徳」ではないはずですよね。

どうしてこういう生活を実践している世代が
マイナス評価を受けなければならないのか
いまいち納得できないんです。

いや、「納得できない」っていうとちょっと違いますね。

納得は出来るんですよ。


物が売れないと経済がまわらない。

ものを買わない連中がいる

そいつらのものの考え方が悪い


要はこういうシンプルな図式ですから
納得は出来るんですけど、この図式、
怒りの矛先が間違ってますよね。

常識的に考えれば、物が売れなくなった場合、
一番に見直すべきは、それまで売れていた商品であって、
お客さんのものの考え方ではないですよね。

つまり、「嫌消費」と呼ばれる世代以前は、
日本で暮らす上で全く必要としない無駄に豪華な物を
景気のよさにまかせて右から左に流してただけなんですよ。

ところが、景気が悪くなることで、
そのときに右から左に流れていた商品に対して、
消費者の目が厳しくなり、「これ、実はいらないよね」
ということに気づいたっていうだけのことなんですよね。

いくら「嫌消費」といっても全く「消費」をしないわけではありません。

我々「嫌消費」世代も必要なものやいいものは買うんですよ。

でも、いざ周りを見回してみると、
そこに出回っている商品は無駄なものばかりで、
必要なものやいいものが無い。

だから買わないだけなんです。

もしくは、たまに「いいもの」があったとしても、
その商品にはその商品の「よさ」をはるかに上回る
「無駄」が付随しているわけで、そういうものは当然買わないですよね。

売る側は「嫌消費」というレッテルを貼って消費者を糾弾するよりも、
先ずは、自分達の扱う商品やその売り方を見直すべきで、
「嫌消費」というレッテル貼りはそういった企業努力をおろそかにして、
消費者側に売れない原因を押し付けているだけのような気がしますね。

安易に「嫌消費」などと言わずに、「消費者は商品を買うものだ」という
ことを前提にして「消費者は商品を買いたがっているのになぜこの商品は売れないんだろう」
という観点から自社の商品を再検討してみることの方が「売れない」という
状況を打開する近道になると思うんですが、世の中の偉い人たちは
そういう風には考えないんでしょうかね・・・

さて、前置きが長くなりましたが、
本日紹介するのは脚部のリペアです。

before/afterはこんな感じ。

before
20110809before

after
20110809after

膝が広範囲にわたって擦り切れてしまい、
穴が開いた状態です。

周辺の生地も弱っていたので、修理する際には
ダメージ部分よりもかなり大き目のあて布をあてて
補修しています。

修理後の履き心地を考慮して、ステッチを荒めに入れて柔らかく仕上げています。

その分、修理跡は多少目立ちますが
程よくダメージ感が残ってなかなかいい感じに
仕上がりました。

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山田哲也

AUTHOR:山田哲也

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ありがとうございます。

『ジーンズ修理 山田屋』店長の山田です。

ジーンズの修理に関する話題が主ですが、本題の枕代わりに日常のちょっとした出来事についてもちょこちょこと書き綴っています。

たいしたことは書いていませんが、少しでも私の人となりが伝われば幸いです。


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