ジーンズリペア

ジーンズリペア 股

Blogの記事を書くとき、普段は、前半に何か適当な日常の話題を書いて、後半にジーンズの修理に関する話題を書くのですが、今日は最初からジーンズ関連の話題です。

というのも、私にとってはわりと常識的なことだと思っていたことが、お客様にとっては意外とそうでもないということが最近わかってきたので、ジーンズと長く付き合っていく上で気をつけた方がよいと思うことを2点ほど書かせていただきます。


1点目:ジーンズを洗濯するときはネットに入れて洗おう

「ジーンズの洗濯」というのはしばしば話題になるテーマですね。

通常、洗濯が話題になるときには、色落ちとの関係で洗剤が話題になりますが、「長く履く」という観点から言えば、洗剤よりもジーンズの洗濯の仕方の方が問題だと思いますね。

「洗濯の仕方」なんていうと難しそうに聞こえるかもしれませんが、要は、洗濯機に入れるときにジーンズをそのまま入れるのではなく、必ず「ネットに入れて」から洗濯機に入れようということなんです。

洗濯機の水流や、洗濯機の中での衣類の絡み合いは、想像以上に力が強いので、ダメージのあるジーンズをそのまま洗濯機に放り込むと、洗濯が終わる頃にはダメージが一回り広がっています。

また、ダメージの無いジーンズでも、ネットに入れていない状態で他の衣類と一緒ににそのまま洗濯機に入れると、洗って乾いた後に、ジーンズ全体が少し毛羽立った感じになります。

この毛羽立ちは、洗濯機の中で他の衣類と絡み合って摩擦が生じたことで発生したものだと思いますが、動いている洗濯機の中の状態はジーンズにとって非常に強い負荷をかけるので、ジーンズを洗濯する際には必ず「ネットに入れて」洗濯しましょう。


2点目:ジーンズを自分で修理するときに、接着剤の仕様は絶対に×

ジーンズが壊れて修理する際に、一番いいのは当店のような専門店に依頼していただくことです。

しかし、自分で修理すれば料金もかかりませんし、手軽にチャチャッと修理したいなぁと思うこともありますよね。

そんなとき、アロンアルファやセメダイン、ボンドといった接着剤でダメージ部分に布を貼り付けるのは絶対にNGです。

接着剤が布に乗った状態でタイル状に固まると、ミシンの針が通らなくなるので再修理することが出来なくなります。

また、接着剤が布にしみこんだ状態で固まると、生地の柔軟性がなくなって土壁が崩れるようにボロボロとほつれて穴が開くことがあります。

接着剤は一度でも生地に塗ってしまうと、縫った部分の生地は完全に死んでしまうので、自分で修理するとしても、接着剤を使って直すのは絶対にダメですね。


さて、細々と書いてきましたが、上記の二つのポイントを守らなかったがゆえに、ジーンズに壊滅的なダメージが発生してしまったという事例がしばしば見られます。

「洗濯をするときはネットに入れる」とか「自分で修理をするときに接着剤を使わない」というのは、本当にちょっとしたことなんですが、このちょっとしたことをやるかやらないかでジーンズの寿命はかなり違ってきますので、お手持ちのジーンズを長く履きたいと思っていらっしゃる方は、ぜひとも実践していただきたいですね。

さて、今回紹介するのは股部分のリペアです。

before/afterはこんな感じ。

before
20150331before

after
20150331after

股のインシーム部分が擦れて広範囲に穴が開いています。

インシーム部分にダメージが出来ると、このままでは修理できないので、修理する際には、インシームを部分的に解いてから作業しました。

インシームを解いてからあて布と擬似横糸をあて、ミシン叩きで補修した後、再度、解いた部分を縫い直しています。

生地と糸との相性がよかったので、かなりきれいに仕上がりました。

常にこのレベルで仕上がるわけではありませんが、インシームを解いて修理すると、比較的きれいに仕上がりますね。

ジーンズ修理 山田屋
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プロフィール

山田哲也

AUTHOR:山田哲也

今日もご覧いただきまして、
ありがとうございます。

『ジーンズ修理 山田屋』店長の山田です。

ジーンズの修理に関する話題が主ですが、本題の枕代わりに日常のちょっとした出来事についてもちょこちょこと書き綴っています。

たいしたことは書いていませんが、少しでも私の人となりが伝われば幸いです。


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